仕事の疲れがピークに達していた金曜の夜。誰とも話さず静かに癒されたい。そう思いながらスマホを眺めていた時、「新人割引」の文字が目に止まった。
“まだ慣れていないですが、一生懸命がんばります”という紹介文に、どこか惹かれるものを感じて「アロマエステティックサロン」の出張サービスを予約。
そうして出会ったのが、新人セラピストの白石まなみさん(仮名)だった。
■ 01|初対面〜印象
チャイムが鳴り、ドアを開けるとそこにいたのは、緊張した笑顔の彼女。
白のニットとベージュのパンツという地味めな装いだが、それがかえって素人感を引き立てていた。
「こんばんは、白石です…あっ、よろしくお願いします…!」
まだぎこちない声のトーンと所作。どこか頼りないが、目を見てちゃんと挨拶するあたり、誠実さを感じる。
■ 02|会話・接客・空気感
施術の準備をしながら、「このお仕事はまだ2週間目です」とポツリ。
緊張がこちらにも伝わってくるが、その分、言葉のひとつひとつに一生懸命さがにじむ。
道具の並べ方はたどたどしいが、部屋に入ってからの気遣いは丁寧だった。
無理に会話を続けようとせず、自然体で接してくれるのが心地よかった。
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