資料を閉じたあとも、頭の中では翌週のスケジュールが並んでいた。
ホテルの空調の音だけがやけに大きく感じる時間帯。
このままなんとなくスマホをいじって寝ても、翌朝のコンディションは見えている。
「ここで一度リセットを入れた方が、トータルの生産性は上がる」
そう自分に言い聞かせて、AND MORE SPAに連絡を入れた。
■01|第一印象:落ち着きと清潔感、そして“観察している目”
玄関先に現れた梨花(仮名)は、どこかオフィスでも通用しそうな清楚な雰囲気。
声は少し低めで、安心感がある。
ただ、その視線は柔らかいようでいて、こちらの姿勢や歩き方まで細かく見ている。
「丁寧な人」ではなく、
「情報の取り方がうまい人」という印象だった。
■02|施術序盤:“どこから攻めるか”を淡々と決めていくプロセス
うつ伏せで背面から施術が始まる。
触れた瞬間の圧は中くらい。
強くも弱くもなく、「今の状態を確認するための圧」だとすぐ分かる。
「肩より腰の方が先ですね」
「ここが固まっていると、呼吸も浅くなりやすいです」
淡々としたコメントの裏に、原因と結果のセットで身体を見ている感覚がある。
ビジネス視点で言うなら、
「ボトルネックから優先的に解決していくコンサル型の施術」だ。
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