一日のタスクをすべて終えたはずなのに、頭の中ではまだ会議の議事録が再生されている。
そんな夜は、あえて何かを考えない時間を意識的に作らないと、翌日に影響が出る。
そこで再び、アロマエステティックサロンを選んだ。
今回は「少し雰囲気の違う方でお願いします」とだけ伝え、お任せにした。
■01|第一印象:情報が少ないのに印象が強い
ドアの前に立っていたのは、千尋(仮名)。
控えめな挨拶に、必要最低限の言葉。
表情は穏やかだが、どこか“感情を多く語らない人”という印象を受ける。
派手さも、分かりやすい愛想の良さもない。
それなのに、なぜか最初の5秒で記憶に残る。
「説明できないが、もう少しこの人を見てみたくなる」タイプだ。
■02|施術序盤:こちらの“考えごと”を見抜いている手つき
うつ伏せで背中にオイルが広がると、すぐに分かった。
千尋さんは、いわゆる教科書どおりのルートで動かない。
圧の強弱、滑らせる方向、ストロークの長さ。
どれもが「今この瞬間の状態だけ」を見て決めているように感じられた。
途中でふと、
「お仕事のこと、まだ頭に残ってますよね」
と静かに言われる。
図星を刺された、というより、
「見透かされた」という感覚に近い。
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