ホテルの照明がほのかに灯る中、ドアのチャイムが鳴った。
ゆっくり扉を開けると、控えめな笑みを浮かべたロングヘアの女性が立っていた。
彼女の名は村瀬ゆかりさん(仮名)。30代前半ほどに見える、落ち着いた雰囲気と柔らかな物腰が印象的なセラピストだ。
第一印象から、“包み込まれるような安心感”があった。
派手さはない。でもその分、心が静かにほぐれていくような安心感が彼女にはある。
■ スタートは静かに、丁寧に──心地よさがじわじわと
シャワーを終えて紙パンツ(横スリット)を履き、施術スタート。
まずはうつ伏せから。背中にオイルが落ちた瞬間、ヒヤリとした感触のあとに、ゆかりさんの手がじんわりと温かさを伝えてくる。
指先ではなく、手のひら全体で撫でるようなタッチ。圧は浅めなのに、芯まで浸透していくような不思議な感覚だった。
ときおり「強さは大丈夫ですか?」と優しく聞いてくれる姿勢にも誠実さを感じる。
ふくらはぎ〜太ももへと移る頃には、すっかり体を預けていた。
密着は、控えめ。でも、不意に伝わる彼女の体温や呼吸が、静かなドキドキを生む。
■ カエル足〜仰向けへ、“間合い”で語る色気
カエル足では、ゆかりさんが膝立ちで寄り添ってくる。
足の内側をなぞる動きはあくまでソフト。でも、呼吸のタイミングや距離感が絶妙で、不意に生まれる密着にドキッとする。
特筆すべきは、その“沈黙の間”。
しゃべりすぎない。けれど、目が合う瞬間やふとした仕草で、確実にこちらの意識を持っていく。
仰向けに切り替わると、彼女はそっと照明を落とす。
その空間に、ゆっくりと身を乗り出しながら、デコルテや腕、腹部を丁寧にトレースしていく。
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